エンジン2021年12月13日
バルブシート研磨
4サイクルエンジンの四つの工程は「吸気」・「圧縮」・「燃焼」・「排気」ですが、
これを正常に動作させるために活躍しているのが、吸入と排気のバルブとなります。
それぞれの工程でバルブが適切に開閉されることによってスムーズで力強い
エンジンの性能が発揮できるわけですが、やはり長時間にわたって
過酷な環境で使用されるため、劣化は避けられません。
特にバルブと、そのあたり面であるバルブシートがぴったりと密着していないと、
圧縮率が低下してしまい、正常な燃焼が行えなくなってしまいます。
その修復ために行われる加工が、バルブシートの研磨となります。
同業他社では手動のMIRA社のバルブシート研磨機を利用されているところも数多くありますが、
当社では、フランスのSERDI社のバルブシート研磨機を使用していますので、
空気圧を利用して自動で心出しを行ってくれるため、
スピーディーに精度の高い加工を行うことが出来ます!
エンジンによってバルブステムの太さやバルブシートの角度、
シリンダーヘッド面に対するバルブの向きなどが様々に異なりますが、
豊富な治具を取り揃えておりますので、国産、海外製を問わず、様々なエンジンに対応可能です。
通常の修正研磨はもちろん、その他にも・・・
■シートリングの入替後の調整
■タペットシムに合わせたバルブの高さ調整
■シートリングの入っていないタイプのヘッドへのシートリング入れ加工
■バルブガイドスリーブ入れ加工
等々