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機械加工2024年2月7日

搬送車の油圧ホース交換

札幌では雪が続き、道路状況を含めて大きな影響が出る季節となっています。

弊社に入庫する修理にも、この時期ならではの依頼が多くなってきていますが、

今回はそのうちの一例を紹介いたします。

 

建設機械や様々な特殊車両において、装置を動かすために油圧の力を利用している場合

が多くあります。

 

エンジンで油圧ポンプを動かし、その圧力によって装置を動かすわけですが、ポンプから装置までの

間は、鉄のパイプ、もしくはゴム製の油圧ホースを利用しています。

そして、この油圧ホースのゴムというのは、寒さによって固くなって劣化してしまうことが多く、

更には雪による影響で負荷の大きい状態で動作させる必要があるため、冬になると破損が発生しや

すい傾向があります。

 

 

 

これは、今回入庫した車両の破損していたホースの様子です。

ホース表面に劣化によって無数の亀裂が入り、内部のワイヤーもさびて腐食し、最終的に

クランプによって固定されていた付近から破けて作動油を噴き出している状況になっていました。

 

 

今回入庫した車両は、乗用車などを運ぶ搬送車でした。

冬道での事故やトラブルなどの発生した車を運ぶために活躍しなければならないタイミングで

このような状態となったため、お客様からは大至急修理してほしい、という依頼でした。

他にもこの時期に多い修理依頼は、排雪などに使うダンプカー、除雪用のグレーダーやロータリー車、

タイヤショベルなどです。

 

まさに今現在雪との格闘の真っ最中である場合が多く、突然連絡が入って大至急対応してほしい、

という場合がほとんどです。

もちろん入庫状況にもよりますが、できる限り即日対応を行うように心がけています。

ブリヂストン製のSQホース2104を使用すると、摩耗・こすれに強いので、お勧めです。

 

入庫してから数時間ほどでホースの取り外し、製作、交換の作業が終了し、こぼれてしまった

作動油を追加したのちに試運転して問題なければ作業は完了です。

 

道路の除雪や事故車への対応など、冬の道路を維持するために多くの方々が仕事をしている

わけですが、私たちの立場でもできる限り助けになりたいと考えています。

 

営業時間中に弊社へ入庫していただくのが一番ですが、状況次第では出張修理なども行っています

ので、何かあればご相談ください。

 

お互い様の気持ちをもって冬を乗り越えていきましょう。